解釈の不明

夏目漱石「こころ」がずっと学校で授業されていますが、その補足資料として、「こころ」のその後に関する意見とかをまとめたプリントを読みました(もちろん、この意見は有識者・文学者といった人々のものです)。それで、先生の奥さんと「わたし」が結婚するという意見が結構多いのにビックリ。その結末を劇にしたところもあるそうで。まあ、よく考えれば、それほど無理がないのかも知れない。あと引いてしまったのは、「こころ」を悪意を持って解釈すると、先生はホモなんだそうです・・・これはマジで意味不明。どう悪意をもって読んでもそんな結論は導き出せないんですが。「こころ」に対して個人的に悪意を持っているようにしか思えません。文学者としてどうなのかって感じです。ちなみに私のクラスで古文をしている国語担当教師は、「親友がKという頭文字である理由」について考えているそうです・・・深い意味があるのかも知れませんが、「こころ」の書かれた背景を異常によく知っていたりしないと、推測以上のものは出来そうにないです。あ、あと夏目漱石は女性を描くのがあまり上手ではないそうです、通説として(By 国語担当教師)。「こころ」しかまともに読んでないんで、よく分かんないんですけど。たしかに、あの「お嬢さん」の魅力がちょっと不明というか、別に女性がいなかっただけではないかって気もしたり。。。